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「カチ」を生み続ける組織へ。IMC局が語る、挑戦と連携の流儀【前編】
Interview Member
IMC局のミッションを教えてください。
伊藤:
会社としての「ケイパビリティ(対応領域)の拡張」です。CARTA ZEROはデジタル領域に強みを持ちますが、クライアントの「進化のパートナー」であり続けるためには、包括的なソリューションが必要でした。
そのため、戦略やクリエイティブ領域のスペシャリストを積極的に採用し、元々の強みであるデジタルに「戦略xクリエイティブ」を掛け合わせ、より最適解を提案できる組織へと進化してきました。
今年のチームスローガンは「カチメイカー」。クライアントへの「価値(Value)」を創出し、結果としての「勝ち(Win)」へ繋げるという意味が込められています。実はこのスローガン、メンバー全員から案を募り、投票で決定したものです。
コンペなどの勝負どころはもちろん、関わるすべての案件において、期待以上の付加価値を生み出すことにこだわっています。

それぞれの業務内容について詳しく教えてください。
川﨑:
私はIMC局でプランニングを担当しています。市場環境を分析したり、生活者のインサイトを探ったりしながら、クライアントの事業課題をどう解決するかを考えています。まずはクライアントと一緒にゴールと現状の認識を合わせ、理想と現状のギャップを整理するところから始めます。そのギャップをどう埋めるかをロードマップとして描き、戦略の仮説を立て、リサーチや生活者ニーズの深掘り、STP※設定をして、最終的には施策の設計図になるコンセプトを作ります。そこからどんな施策が有効かを具体化し、効果検証まで一連で担当しています。これまでの担当業界も、フードデリバリーやサプリメーカー、採用媒体、アニメ制作会社など幅広いです。毎回、市場や生活者が違うので面白いです。
※セグメンテーション(Segmentation)ターゲティング(Targeting)ポジショニング(Positioning)の3つの要素から構成されるマーケティングフレームワーク
大澤:
私はストラテジックプランナー出身なので、川﨑さんが挙げたもののアプリ案件を中心に兼務で担当しています。
一方、リーディングソリューション部としての業務もあり、IMC全体の業務効率化や、より付加価値を生むためのAI推進、新しい武器になるソリューションづくりなどを進めています。
永島:
私はIMC局でクリエイティブプランニング部を担当しています。ミッションは「消費者視点からクライアントの課題を解決すること」。ストラテジックプランナーが導き出した戦略や商機を、TVCM・WEB・OOHなどを通して「ユーザーに最も届くクリエイティブ」へ変換・設計するのが私たちの役割です。
具体的には、企画立案からグラフィック、映像のアートディレクションまで幅広く手掛けています。担当業界もフードデリバリーや航空会社、アプリ関連など多岐に渡ります。プランニングだけではなく、駅広告などのメディア買い付けや実行までを一気通貫で行えるのが強みです。

印象的な案件はありますか?
川﨑:
今年4月に参加したフードデリバリーサービスの総合提案が印象に残っています。マーケティング戦略からメディアプラン、TVCMやOOH、デジタル施策までを網羅した、総合代理店のような提案で、コンペの相手は前職の某大手代理店。人数もノウハウも実績も向こうが圧倒的に有利な状況でした。それでも、永島さんのチームも含め全員で仮説やアイデアを出し合い、最後まで方向性と精度を詰め切った結果、しっかり勝ち切れて、クライアントのパートナーに選ばれたんです!その後も施策がうまくはまり市場へのインパクトも出せ、メディアでも取り上げられるほど成長の“台風の目”になっています。受発注ではなく、「パートナー」として並走している実感があり、面白い経験でした。
ーー 大手代理店と比べると、人数やリソースは限られてくると思いますが、勝てた一番のポイントって何だと思いますか?
川﨑:
やっぱり“考え抜いた深さ”でしょうか。大手代理店は人数も経験も実績も桁違いですが、だからこそ同じ土俵で勝負すると負けてしまう。僕らはとにかく市場理解を深め、どんな切り口やアプローチが本質的に効くのかチーム全員で考え抜きました。加えて、競合がどう来るかを想定し、それをどう防ぎ込むかまで考えたことが勝ち切れた理由だと思います。
大手代理店のように分業されていない分、プランニングが一つのテーブルに集約されているので、同じ視点で議論し、一貫した戦略が作れる。それがCARTA ZEROならではの強みで、大きく効果を発揮したと思います。
伊藤:
この案件、獲得の裏には、営業と永島さんの努力も大きいですよね。
永島:
最初は、クライアント自身が「まず、◯◯エリアから広げたい」という戦略を持っていたので、来日した担当者に同行し、その地域の主要駅を回りながら媒体の特徴や金額、出稿時期などをすべて説明しました。しかし、その時点ではまだ大きな出稿にはつながらず、駅でのチラシ配りのサポートからスタートでした。そこから徐々に「次は、こちらのエリアにも」と地域が広がり、再び同行してご案内することに。実は事前に入念な下見をして、最短で回れるルートまで組んで当日に臨んでいました。中途半端な案内で「この人、本当に分かってるのかな?」と思われたら逆効果なので、丁寧に準備して“任せてください”という姿勢を示すことを徹底しました。その積み重ねが、少しずつ信頼につながったのかなと感じています。
川﨑:
コツコツとした信頼の積み上げが、今の関係に繋がりましたね。市場をしっかり理解する姿勢もそうですし、永島さんのホスピタリティは本当にすごいなと思っていて。普段からずっと続けているその姿勢がクライアントにとっても心地よく、パートナーとして信頼される理由なんだと感じます。
永島:
もう一つ印象に残っているのが、パズルゲームアプリ「マージマンション」の4周年イベントで、コアユーザー向けのコラボカフェを企画した案件です。コラボ先の選定や交渉、コラボメニュー開発、プロモーション映像、店舗装飾、イベントストーリーやティザー期のSNS施策までを担当しました。初のリアルイベントで集客も読めない中、予約開始30分で満席に!海外(フィンランド)のクライアントでしたので、時差や距離の壁を越え、密にコミュニケーションしてきた成果を感じました。当日も運営に入り、ユーザーの生の声を聞きながらクライアントと完走できたのは、本当に大きなやりがいでした。
(参考記事:https://www.cartazero.co.jp/ja/news/20250110_2)
どちらの案件も、提案して終わりではなく、日々の議論と改善を積み重ね、代理店とクライアントという枠を超えて伴走し続けたからこそ、信頼につながったと感じています。

伊藤:
永島さんはクリエイティブディレクターという立場ですが、その枠にとらわれず、幅広いスキルとこれまでの経験を惜しみなく発揮し、いつもチームを支えてくれています。
大澤:
私の場合は、7月にできたばかりの新設部署で、今まさに部署としての存在意義そのものである「仕組みづくり」の真っ最中です。IMC局の皆さんはそれぞれ強いこだわりを持ったプロフェッショナルなので、そのクオリティや多様なスタイルを損なわずに、仕事を仕組み化・効率化するのは本当に難しい。でも、その難しさこそ面白さでもあり、やりがいを感じています。
現場に一方的に仕組みを押しつけるのではなく、対話しながら「何にこだわっているのか」「どこが本質的な課題なのか」を構造化していく。その上で「ここはAIなどの最新の技術を使えば楽になるかもしれません」と選択肢を提示し、一緒に最適解を探っていく過程が、この仕事の面白いところです。マーケティングの最前線で戦う人たちの歯車を、仕組みの力でより強く回せる存在になりたいです。
伊藤:
もともとAIに強かったわけではないのに、今は専任で取り組んでくれているんです。新しいものを柔軟に吸収し、どんどん自分のものにしていく姿勢がすごいんですよ。
大澤:
最初は本当に大変でした。でも、自分で調べて、いろんなところへ行って話を聞いて、とにかく動いて学び続ける。それを少しずつ持ち帰ってアウトプットしていく。その“なるほど”の積み重ねが、ここまで来られた理由なのかなと思います
業界経験を持った方々が加わることで、チームにどのような変化がありましたか?
伊藤:
本当に、ポジティブな変化しかありません。
正直、以前はコンペで負けることも多かったです。しかし、プロフェッショナルたちが加わったことで、チームの基礎体力が劇的に向上しました。
1年前には考えられなかった案件にも自信をもって挑めるようになりました。TVCM・OOH・イベント・キャラクター制作など、これまで実施できなかった領域の仕事が次々と実現しています。
異なる強みを持つメンバーがお互いに刺激しあい、学び合う。私自身も日々刺激を受けています。そして、何より、提案が通るようになり、案件が決まって世に出ていく。実績として積み上がっているのが本当に嬉しい変化です。
後編では、さらに具体的なプロジェクトにおける連携体制や、アイデアが生まれる秘訣、未来の仲間に向けたメッセージをお届けします。

